ころんとした愛らしい形は一見すると洋菓子のようでもありますが、口に入れるとしっとりとした餡の甘みが口いっぱいに広がる幻の華 白蓮。
胡麻とアーモンドを合わせた生地に水飴をからめた上げつぶあんを挟み込み、
和洋が融合した最高の香ばしさは、まさに大正浪漫を彷彿とさせる深い味わい。
大正時代を情熱的に生きた、歌人柳原白蓮をイメージした上品な味わいのお菓子です。
別府とえにし深き女流歌人 柳原白蓮
大正時代の別府は、異国情緒あふれる洒落た街並みでした。
多くの文人墨客に愛され、歌人・柳原白蓮もまた、別府を愛したひとりでした。
2番目の夫である筑紫の炭坑王・伊藤伝右衛門が流川通りに建てた「伊藤別荘」は、贅をつくしたもので、あたりの景観とあいまってしっとりと美しく、白蓮はたびたび別府に訪れていたのです。