4月 八重桜
4月半ばにさしかかり、あっという間の桜でした。
今は公園や街路樹には八重桜が満開です。
世間ではコロナ一色の一年でしたが春は必ずやって来ますし、
種は芽となり花となり実を結ぶものです。皆様の日々の努力が
いつか花となり実となるよう、今を乗り切れたらと願っています。
八重桜~牡丹桜~
通常の桜の花びらは5枚に対し、八重桜は何枚もの花びらをつけるのが
特徴です。ソメイヨシノや山桜よりも開花が1~2週間遅く、今が見頃です。
「豊かな教養」「善良な教育」という花言葉は、幾重にも重なった花びらに、
積み重ねられた知識や知恵をなぞらえたものといわれています。「しとやか」
は、ふっくらとした大きな花をつけながらも、ほかの桜と同じように短期間の
うちに散りゆく姿に、上品で奥ゆかしい印象を受けることにちなんでいます。
鉄仙~テッセン~
中国原産のキンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物です。洋名ではクレマチスと言い
江戸時代に日本へ移入されたと言われています。北半球を中心として世界中に自生し、
形や色、開花の時期も様々です。「旅人の喜び」という花言葉は、旅人が快適に宿泊
できるよう宿の玄関にクレマチスを植えて迎えていたというヨーロッパの風習に由来
しており、来店のお客様にも良い旅の願いを込めています。。
アイリスと利休梅
アイリスはアヤメ科の多年草で、花期は春~初夏です。すらりとした姿で、
鮮やかな色の花を咲かせます。アヤメ科には、アヤメやアイリス、
花菖蒲(ハナショウブ)、ジャーマンアイリスなど様々な植物があります。
アイリスはそれらを総称したものとされています。
品のよい白の花が咲くリキュウバイ(利休梅)は、中国原産の樹木で、
明治末期に日本に入ってきました。開花時期は、桜の前後から初夏まで楽しむ
ことができます。花が地味で、茶花として好まれていることや、利休の命日
(新暦3月28日)の頃に咲きはじめることから「リキュウバイ」と別名が
付けられたといわれています。
大手毬
小さな花が集まった様子が、手毬に似ていることから名付けられたオオデマリ。
その姿はアジサイに似て、とても可憐な雰囲気をもっています。
オオデマリは、花付きがよく、真っ白な花をまとまって咲かせます。
その姿の美しさから、「優雅なたしなみ」「華やかな恋」という花言葉が生まれました。
牡丹
中国が原産の牡丹の花は、日本をはじめとしたアジア地域では、古くから「花の王様」
と呼ばれて親しまれてきました。ボリュームたっぷりのあでやかな花姿は、1輪あるだけ
で気品と風格を漂わせていますよね。
牡丹と芍薬は同じボタン属で、花色や咲き方が似ていることもあり、よく混同される花です。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」といえば、女性の美しさを表す言葉として
有名ですよね。